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川の自然再生を目指して

川の自然再生を目指して

横浜市・金沢区「ふるさと侍従川に親しむ会」のボランティア活動をエコロコスタッフが体験レポートしてきました!

REPORT2

クリーンアップ体験取材中、ハグロトンボを発見!

写真を見る 私たちEcoLoco編集部も、毎月行われる侍従川ゴミ拾い活動に飛び入り参加させていただきました。まず、日曜日の午前9時に大道小学校校庭へ集合。トンボ池のとなりの倉庫から、軍手、鎌、長靴をおかりして、いざ侍従川へ。

 

目的地に到着すると、子どもたちは思い思いに、網を持って、生物探索に出かけ、大人の会のメンバーたちは黙々と、作業開始です。生き物、植物の知識が豊富で、どの草をどのように刈り取ればいいかを教えてもらいながら、我が取材班も半ばへっぴり腰で追随。中腰で川に入り、慣れない長靴で歩いたり、鎌を振り下ろすのは、思った以上に体力を使い、汗をびっしょりかきます。

草を刈り取るだけでなく、川底の石をどけて水の流れをよくし、生き物が生息しやすいよう、きめ細かい川の手入れに心を配っている姿に、私たちは感心させられました。

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そして、ラッキーなことに、20年前には一度横浜から姿を消し、この侍従川での取り組みのおかげで復活したという、ハグロトンボをたくさん目にすることができました。
会のメンバーの方は、排水を垂れ流す工場に直談判にいったり、アシだけでなく、魚の隠れや産卵場所になるクレソンを植えたりという活動を続けてきました。そのかいあって、今では川に魚が戻ってきて、その魚をねらって様々な鳥も来るようになりました。

写真を見る かわせみが休むために1本残しておいた木を、それを知らない住民にきりおとされてしまったという、残念な出来事は今でも時々ありますが、これら自然保護の活動も地域に浸透し、今では川にゴミが捨てられる件数も激減したそうです。

 

アシは、水や土壌の中のリン分を吸収してくれる水質浄化に役立つ植物です。そのまま腐って川に戻ると、また有害なリンが水中に戻ってしまいますので、昔の人は、その刈り取ったアシで屋根を葺き、最後は燃やしたり、田んぼに入れて肥やしにしたりして有効活用したそうです。

侍従川の浄化のために植栽したアシも、いままで刈り取り後に「ごみ」として処分していましたが、これの活用をはかる事を目的として侍従川のアシを使っての「アシ船」づくりを実践しています。

1艘が150kg~200kgもあるアシ船は圧巻!小さい子どもから大人まで、みなで力を合わせて作成したアシ船は侍従川に浮かべ子どもたちを乗せて平潟湾の河口まで下ります。
今では、毎年最も楽しみにしているイベントのひとつです。今年に入り、初代の船は解体され小学校の裏庭の田んぼに肥料としてリサイクルされたそうです。

 

自然再生から地域住民のつながり再生へ

「ホタルが飛び、ふな、めだかが泳ぎ、小鳥、水鳥が遊び、トンボがいる。そんな侍従川を次の世代に伝えたい。そして、川の清掃を終えてからのメンバーとの懇親の場が何よりも、楽しい!」会長の相川さんは、目を細めて会の活動について語ってくださいました。

会の活動のモットーは決して、参加を強制しないことだそうです。忙しくて活動に参加できなくても、心から会の主旨に賛同し、応援してくれる人がいるからこそ、会が存続できるのだということを、事務局長の長橋さんも力説されていらっしゃいました。

 

 

 

取材当日は、金沢区に在住していない小学生の父兄も、子どもを連れて参加されていました。子供たち同士は小学校が違っていても、ごく自然に打ち解けあって川で遊んでいます。こういった活動を通して、お父さん自身も、環境についての意識が高まり、いろいろな方面に交流範囲が広がったそうです。

 

 

 

森から川へ、そして海へと自然がつながっているのと同じように、「ふるさと侍従川に親しむ会」の人の輪も活動も連携し、年々広がっているそうです。子どもたちにふるさとの自然や文化を伝えることを通じて、自然だけでなく、一度失われつつあった、地域での人と人との関わり・交流そのものが再生し、新たにはぐくまれていることを実感した取材となりました。

 

ふるさと侍従川に親しむ会について

  • 活動の目的
  • 1)侍従川流域を見直し、しぜんや文化を学ぶ。
    2)地域でできる活動を考え、地域でくらす子どもたちに伝えてゆく。
    3)今ある自然を保全したり創造したりすることによって、さらに魅力のあるまち創りをめざす。
  • 会員数
    大人51名、学生部19名、ジュニア探検クラブ(Jr)21名 ※平成19年3月1日現在
  • URL
    http://jijyukai.web.fc2.com/
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