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Polarbear ホッキョクグマの危機 -環境汚染-

Polarbear  ホッキョクグマの危機 -環境汚染-

一日中太陽の沈まない白夜と、一日中太陽の昇らない極夜に広がる美しい氷の世界、北極。その自然は生き物にとって厳しく冷たい場所でありながら、そんな過酷な条件に適用し逞しく生息している動物たちがいます。中でも白く美しい姿のホッキョクグマは哺乳類の中で一番大きく、北極圏の食物連鎖の頂点に属しています。

明らかになる環境汚染の影響、しかしそれは氷山の一角

すでに先進国を中心に多くの国では、有害な化学物質の使用が禁止されているものの、ロシア、東ヨーロッパ、アジアなどでは、未だに広範囲で使用されています。

環境汚染はホッキョクグマやその他の野生動物だけの問題ではなく、私たち人間も危険にさらされていることが分かります。北極圏の環境汚染を食い止めることは、今や地域の人々の健康を守るためにも不可欠です。一度取り込まれた残留性有機汚染物質(POPs)は、分解・代謝されないまま生物の体内に残留しつづけ、その子どもたちにまで汚染が引き継がれてゆきます。有害化学物質による環境汚染は、世代を超えた脅威になりつつあるのです。

私たち消費者には「知る権利」がある

現在ホッキョクグマは、有害化学物質による汚染の危機と、前号で取り上げた地球温暖化現象の影響により、種の存続を危ぶまれるような深刻な問題に晒されています。

現在、地球は人によって造られた様々な化学物質に汚染されています。利便性を追求し、有害な化学物質を大量生産し、あまり配慮せず廃棄してきたのは人間です。人間は、まず有害化学物質をどのように規制、管理していくかを真剣に考え、持続可能な社会に向けた新しい化学物質管理への動きを促進していく必要があります。

そのために私たち消費者は、商品等に含まれる化学物質の種類、量、毒性情報などの開示を、国や企業に求めていくべきだと考えています。まず、一人ひとりが、この気持ちを持ち続けながら生活することが、持続可能な日本の社会と地球にとって、いい方向に繋がっていければと願います。
有害化学物質と地球温暖化によって深刻な影響を受けているホッキョクグマ問題は、決して遠い北極圏だけの問題だけではないのです。

取材協力:WWFジャパン
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